山善、「静岡デポ」が稼働 機械工具類の即納体制を強化
山善(本社=大阪市西区、岸田貢司社長)は、4月27日より静岡デポを稼働した。主に機械工具類の在庫アイテム数を拡充するとともに、静岡・浜松エリアへの即納体制の強化を図る。
山善は、住建事業部の物流拠点を生産財事業の小口配送拠点としても活用する『物流CROSSING』を進めている。2023年1月に最初の「物流CROSSING」の拠点である岡山デポを稼働。その後、金沢デポ、仙台デポ、札幌デポを稼働し、自社配送エリアの拡大および、より幅広い商品の即納体制の強化を実現してきた。
5拠点目となる静岡デポでは、主にツール&エンジニアリング事業部が取り扱う切削工具、測定機器、作業工具などの機械工具類を在庫し、配送を行う。これにより、静岡市や浜松市エリアにおける当日配送の実現に加え、路線便に頼らない配送エリアの拡大やリードタイムの短縮を通じて、サービスレベルのさらなる向上を目指す。
今後は広島でも新たなデポの開設を予定しており、引き続き、大規模拠点ロジスと地域密着型の小口配送拠点であるデポを連携させていく。これにより、短距離配送を実現しつつ2024年問題に対応するほか、輸配送時のCO2削減などにも注力していく。
▲「静岡デポ」倉庫内の様子
2025年5月8日