ユーザー通信195号抜粋 大機器協 スズキ工場見学会を挙行
大機器協
スズキ工場見学会を挙行
湖西工場&歴史館見学、鈴木会長ミニ講演会で知見広げる
大阪機械器具卸商協同組合(大機器協/事務局=大阪市西区阿波座)は3月27日、浜松市のスズキ(SUZUKI)湖西工場・歴史館の見学会を挙行した。
中山哲也理事長(トラスコ中山社長)、企業見学委員会 古里龍平副理事長(ジーネット社長)のもと、「一度は行ってみたい、見てみたい企業の見学にチャレンジし『知見を広げる』きっかけを提供する」方針は2年目を迎えた。
そんな今回の企画には大機器協会員のみならず、滋賀、はりま(兵庫)、広島、福井、高松、石川の各組合からも参加し、例年2月に開催していた全機工連の関西ブロック会議の意味も包含した。さらに、地元の遠州機工会も懇親会から合流するなど、総勢84名が参加した。
参加者はチャーターバス2台に分乗し、最初に、国内向けの主力生産拠点であり、スズキ国内工場で最大の生産台数と建物面積を有する湖西工場で、軽乗用車の組み立て工程を見学し、次にスズキ歴史館へバス移動した。
歴史館では、鈴木修会長が一行を出迎え、自身の書籍のタイトルにもなっている『俺は、中小企業のおやじ』になぞらえ、「3兆6千億の売上高(2018年3月期見込み)で中小企業とは何事か、といわれるが、大企業とは価格を左右できるということ。価格は業界上位から決まるもの。当業界ではトヨタさんがトップであり、軽自動車をつくる私たちが、到底、価格を設定するわけにはいかない」など持論を和やかに、ミニ講演会(あいさつ)で歓迎した。
鈴木会長は各展示コーナー巡りにも同行し、最後は玄関口まで自ら出向き、バス2台を直接丁寧に見送る姿に、参加者一同は感銘を受け、懇親会場へと向かった。
2018年4月23日