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【JIMTOF2024】DMG森精機 『MX』提唱の成果を披露、提案

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特別併設展で日本初出展のAM機で実演加工

DMG森精機(グローバル本社=東京都江東区、森雅彦社長)では、工程集約、自動化を通したGX(グリーン・トランスフォーメーション)を実現し、その一連の流れをDX(デジタル・トランスフォーメーション)で加速する、工作機械を中心とした製造プロセスの変革をMX(マシニング・トランスフォーメーション)と提唱している。JIMTOF2024では、東京ビッグサイト・東8ホールに最大ブースを確保し、会場でその進化の成果を披露・提案する。

工程集約では、5軸・複合加工機、アディティブマニュファクチャリング(AM)機による工程集約機を展示。このうち、高い精度と40番マシニングセンタと同等のミーリング能力を備えたターニングセンタ『NLX 2500 2nd Generation』をピックアップすれば、その特長は、切削能力を最大限に引き出す頑強で熱安定性に優れた機械構造。刃物台は、パワフルなミーリング能力のBMTを搭載し、従来はマシニングセンタとターニングセンタの2台で加工していたワークを1台に工程集約するほか、これまで専用機で加工していたギヤ加工の工程集約も可能に。同社のテクノロジーサイクル「ギヤホビング」や「ギヤスカイビング」を用いることで、ホブ加工や内歯車加工を 工程集約する。

自動化では、高い静的・動的・空間精度を実現する、DMG MORI史上最高の5軸横形MC『INH63』と既存の横形MCと組み合わせた自動化システムを実演する。DXでは、加工プロセスを最適化するデジタルソリューションをアピールすることに加え、CO2排出量の削減や再生可能エネルギーの使用により、持続可能な資源循環型社会の実現をサポートするGXの事例を紹介する。

東京GHQと連動オープンハウス同時開催

なお、JIMTOF会期中には、前回同様に、東京ビッグサイトと同社東京グローバルヘッドクォータ(東京・江東区潮見)と連動したオープンハウスを同時開催する(招待者限定)。

グループ加入後初の新製品を参考出品(旧・倉敷機械)

また、JIMTOF会場(東ホール)では、太陽工機やマグネスケール、そして、グループ加入後初の新製品となる横中ぐりフライス盤を参考出品するDMG MORI Precision Boring(旧・倉敷機械)ら、DMG MORIグループ会社が勢ぞろいして出展し、トータルソリューションを提案する。

そのほか、国内外の優れた周辺機器を展示する「DMQPパートナーエリア」の設置、「第19回切削加工ドリームコンテスト」に応募した全作品も披露する。さらには、南1ホール(AM126)での、AM/3Dプリンティング関連製品・技術が一堂に集結する特別併催展(AMエリア)では、日本初出展となる『LASERTEC 30 SLM 3rd Generation』で実演加工を行い、多彩な加工ワークを展示し、具体的な事例を紹介する。

【小間番号・E8001/AM126】


▲前回JIMTOF2022でのDMG MORIブース  ▲東京GHQでのオープンハウスはJIMTOF2022会期中にも併催し大盛況だった

▲AMエリアで実演加工を行う「LASERTEC 30 SLM 3rd Generation」

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