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全機工連 通常総会/8月、大阪で「全国機械工具商青年部総会」を開催 (OMJC主催・全機工連後援)

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10月・愛知、全国大会 アイリスオーヤマ会長が「ユーザーイン経営」を講演

全日本機械工具商連合会(全機工連)は6月14日、東京・港区のアリスアクアガーデン田町にて2023年通常総会を開催した。議事総数43名のうち当日出席議事数が23名、委任状出席の18名を含め41名が出席し総会は成立、オブザーバーらを含め全体で41名の出席となった。

議案審議に先立ち、22年度に亡くなった全国会員各位の冥福を祈る黙祷を捧げたあと、坂井俊司会長(NaITO社長)が開会あいさつに立った。坂井会長はトヨタの発表した「新しいクルマづくり」を話題に挙げ、「量産が難しいといわれた全個体電池は27年には実車に搭載され販売するという。車体のアンダーボディの従来工法である溶接構造がアルミのキャスティングで一体成型になるなど、本当に動きが速い、急ピッチで電動化関連が進められている。そんな中で我々の仕事においても、DXに代表されるように新しいものを取り入れて進める必要性を感じている」旨述べ、出席者自己紹介のあと、議案審議に移った。

統一活動テーマは引き続き「DX」

第1号議案では22年度事業報告および決算報告が審議され、可決、承認。このうち事業報告では、全機工連は、東京都機械工具商業協同組合(東機工)と合同で初めてJIMTOFに出展し、訪問会員による情報交換の場として利用され、ブースへの訪問者数が33社・100名だったとふれた。第2号議案では23年度事業計画および予算案が審議され、可決、承認。この中の事業方針では、22年度に引き続き「DX」を統一テーマとし、個別の会社が取り組んだ経験交流の場を広げることを確認した。

そして10月17日(火)には、名古屋観光ホテル(名古屋市中区錦)を会場に、全国大会(愛知大会)を開催する。大会テーマは「不確実性の時代を生き抜く機会工具商『新たな未来を求めて』」。水谷隆彦副会長(愛知県機械工具商業協同組合=愛機工/ミズタニ機販社長)は地元開催となる愛知大会について補足説明に立った。今回の講演には、アイリスオーヤマの大山健太郎会長を招き「アイデアで市場を創るユーザーイン経営」を演題とすることを明らかにした。「マーケットインからもう一歩踏み込んだユーザーイン経営を勉強させていただく」とした上で、さらに「DXに関する討論会を行い、各社における様々な取り組みなど、登壇者4名によるDXの現状を紹介する」と言及した。併せて、同じく地元が愛知の高田研至常任理事(愛機工/井高社長)は、愛機工が共催する「メカトロテックジャパン2023」(MECT2023/ニュースダイジェスト社主催)が愛知大会翌日の10月18日(水)~21日(土)にポートメッセなごや(名古屋市港区)で開催されることから、MECTへの来場も呼びかけた。

また8月24日(木)には、全機工連若手交流会に代わるイベントとして「全国機械工具商青年部総会」がOMJC主催・全機工連後援にて、ホテル日航大阪(大阪市中央区)で開催される。

関西ブロック長を務める古里龍平常任理事(大阪機械器具卸商協同組合=大機器協/ジーネット社長)は自ら、中山哲也副会長(大機器協/トラスコ中山社長)と共にパネルディスカッション「これからの流通における商社・販社の役割」でパネラーとして参加するが、これはOMJC側からの要望だったという。「大阪のOMJCは独立団体で、大機器協は下部組織を持たないため、このような催しを大阪で行うとなれば、OMJCに動いてもらうほか方法がないということで坂井会長の了承を得た」と説明する古里常任理事。加えて、「OMJCの会員にはメーカーも入っているため、従来の組合行事とは少し色合いが変わる可能性もある。そんな彼らから交換条件ではないが、中山さんと私がパネラーとして出てほしいといわれた。そこで何やら、若手パネラーが我々を打ち負かすような企画を練っているらしい」と笑いを誘いながら経緯を話した。

第3号議案の理事・監事選出の件を承認したあと、席次順に各地組合からの現況報告などへと続いた。

▲坂井会長あいさつ。左・山田副会長(東機工)、右1番目・中山副会長(大機器協)、右2番目・水谷副会長(愛機工)

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