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サンドビック 『Coromant CaptoⓇ回転工具ホルダプラス』日本市場導入

ニュースリリース

センサーを内蔵、ホルダの状態を見える化/DMG森精機、ヤマザキマザック、オークマの機械に展開中

サンドビック・コロマントは、『Coromant Capto回転工具ホルダプラス』を日本市場で導入した。

Coromant Capto回転工具ホルダプラスは、サンドビック・コロマントが提供するデジタルソリューション「CoroPlusⓇ」のシリーズに属する製品で、ターニングセンタ向けにCoromant Captoのインターフェースを搭載した回転工具ホルダ内にセンサーを内蔵し、ホルダの状態を見える化する。センサーが取得したデータは同じくホルダ内に内蔵された通信ユニットからBluetoothの無線信号の形で機外に送信され、機外ではそのBluetooth信号をPC等で受信し専用ソフト上で見える化する。例として、スピンドルの振動レベルや回転数と回転方向、温度などをモニターすることが可能であり、それらのデータからホルダのメンテナンスが必要なタイミングまでの残時間を算出し表示する。さらに振動レベル、回転数、温度の最大値の履歴をホルダごとに記録し保持する機能も持っている。これにより、従来は一定期間で行っていた定期的なメンテナンスが、ホルダごとの負荷や使用状況を考慮しつつ最適なタイミングでメンテナンスできるようになる。つまり、必要以上に早過ぎず、逆に遅過ぎずのタイミングでメンテナンスによって生じる無駄を削減でき、同時にメンテナンス不良による突発的な停止リスクの低減も可能になる。

現在、DMG森精機、ヤマザキマザック、オークマの機械に対応したラインナップを展開している(これらメーカーであっても適応する回転工具ホルダがない場合もあり)。

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