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全機工連 関西ブロック会議開催/『DX化・健康経営を学ぶ』 服部商会 ヒューター嘉緒里常務が講演

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大阪・滋賀・京都・広島・高松各組合が出席

3月14日、全機工連(全日本機械工具商連合会)による恒例の関西ブロック会議が、大阪・心斎橋のホテル日航大阪で開かれ、大阪・滋賀・京都・広島・高松から正副組合長・会長が、全機工連からは一條茂事務局長も加わり、関係者含め総勢34人が参加した。

今回は、愛知・津島市本社の機械工具総合商社、服部商会のヒューター嘉緒里常務を講師に迎え、テーマのひとつが「DX化への取り組み」だったことになぞらえてか、開会のあいさつに立った大阪機械器具卸商協同組合(大機器協)の古里龍平副理事長(全機工連関西ブロック長/ジーネット社長)は、「私たちは現在DXと呼ばれるビジネスの新しい形態に向けて進んでいる。特に日本の製造業は競争力を高めるためにDXを進める必要がある・・・」と始まるDXにまつわったあいさつを披露したが、古里副理事長自ら「これはAIが作成した文章」とネタばらしした途端、会場からどよめきが起こるひと幕も見られた。

そんな中、古里副理事長は大機器協の22年度の種々活動報告を述べ、次に全機工連の一條事務局長は、1年延期され今年10月17日に名古屋で開催予定の全国大会愛知大会を中心に2023年度の活動予定を報告した。

また各地発表では、滋賀県機械工具商組合の平山正樹理事長(山久社長)、京都府機械工具商業協同組合の森昌哉理事長(三光機工社長)、広島県機械工具商組合の大野伸二理事長(オオノ社長)、高松機械工具商組合の山田健次郎会長(第一機工社長)の順に、22年度もコロナ禍の影響により満足な組合活動ができず内容が希薄気味という事情から、総じて「繰り越し会費を有効に使う」、「今年に入り動きが出てきた、動けるようになった」、「今期からしっかり活動に取り組もう」といった23年度に向けた報告が続いた。

そして、「DX化への取り組み・健康経営への取り組み」と題した講演会では、服部商会における事例に基づいた解説、その後の質疑応答でDX化については、「外部ツールに振り回されている状況」や「基幹業務を一本化するリスク」などがディスカッションされ、「Googleワークスペース」導入、それによる「一元管理」、「Googleの優位性」といった、この3つの単語が、これでもかというほど頻繁に飛び交い、「DXを学ぶ」は、さながら「Googleを学ぼう!」とも解釈できただろうか。なお服部商会は、健康経営においては、津島市優秀賞受賞、健康経営優良法人認定をいずれも4年連続で、健康経営優良法人ブライト500を3年連続取得等々、その取り組みが数々表彰されている。

▲講師のヒューター嘉緒里(右)、大機器協の西川正一副理事長(左)が質疑応答の進行役

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