ユーザー通信:日本ものづくり業界の発展に寄与できる情報媒体 UT-net.jp

ユーザー通信244号 3面:DMG森精機 教育機関向けアカデミックプランの提供開始(e-ラーニング「デジタルアカデミー」)

ユーザー通信 WEB版

DMG森精機(グローバル本社=東京都江東区・第二本社=奈良市、森雅彦社長)は、オンライン学習コンテンツ「デジタルアカデミー」において、新たに高校、高等専門学校、大学および職業訓練校を含む教育機関向けアカデミックプランの提供を開始した。

同社は、2020年6月の機械操作eラーニングコンテンツ デジタルアカデミーの提供開始と同時に、機械加工の知識がない者を対象とした機械加工ベーシック(2・5時間)、また同年8月にはマシニングセンタベーシック(8時間)、2021年2月にはターニングセンタベーシック(8時間)、そして同年11月には5軸加工機ベーシック(8時間)を公開した。のべ約180団体・約4000名の教育機関や企業の顧客が受講し、またDMG森精機の入社1~4年目の社員約200名全員が受講しており、新人教育のデジタル化にも積極的に取り組んでいる。

DMG森精機は、奈良県・三重県・兵庫県と包括協定を締結し、県下の工業高校や教育機関に最先端の工作機械を貸与し、同社技術者を派遣して授業を実施するなど、これまでも将来の工作機械業界を担う人材育成に取り組んできた。近年、工作機械の高精度化、デジタル化が進み学習範囲が多様化しており、ますますデジタルアカデミーの需要が高まっている。現在、34校2000名の学生や教職員が受講しており、授業教材や自宅学習課題、ロボコン等の部活動の教育教材等で利用されている。この度、教育機関のスキルアップおよびデジタル化促進に貢献すべく、特別価格で利用できるアカデミックプランをリリースする。現状の4コースに加えて、今年中にリリース予定の複合加工機ベーシックやAM(アディティブ・マニュファクチャリング)エントリー、そして今後追加される全てのコースを学習できるパッケージ(※追加料金なしで受講可能)になっており、学生および教職員が常に最新の工作機械教育を受講できる。(※教育機関への導入事例=奈良県立御所実業高等学校、北九州工業高等専門学校)

受講の申し込みは、顧客の設備に関する様々な情報を一元管理できる登録無料のカスタマーポータルサイト「my DMG MORI」 から受け付けている。

▲eラーニングを導入した北九州工業高等専門学校での授業の様子

» «