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ユーザー通信239号 4面 【宇宙大特集】アストロスケール NEDOによる研究開発支援の「SBIR推進プログラム」に採択

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人工衛星搭載インターフェースの技術開発を推進

持続可能な宇宙環境を目指し、スペースデブリ除去サービスを含む軌道上サービスに取り組むアストロスケールホールディングスの子会社で、人工衛星の製造・開発を担うアストロスケール(本社=東京都墨田区)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「SBIR推進プログラム」のフェーズ1に採択された。

同プログラムは、政府機関が提示する研究開発テーマについて、社会課題の解決に資する研究開発を行うス タートアップや中小企業を選定して、全3フェーズで支援するもの。

同社は、公募時に重要項目の一つとして挙げられた「宇宙開発における課題解決のための技術開発」テーマにおいて、人工衛星への継続的な利用を実現するため、デブリ除去や修理、寿命延長などの軌道上サービス事業の市場成長と競争力向上を可能とする最適なサービスインターフェース仕様の比較検討および将来の衛星システム仕様を検討する。

アストロスケールの小山貴義社長は、 「軌道上サービスは、宇宙経済圏の持続的利用を可能にする基盤インフラとなるものであり、当該サービスインターフェース技術の開発は市場全体の発展に大きく寄与する。当社はインターフェース単体のみならず、軌道上サービスシステム全体の開発、そして法規制にも取り組んでおり、この強みを活かして開発を進めていく」と述べている。

サービスインターフェース技術は、軌道上サービスの提供を可能とするコア技術の一つであり、同技術の標準化はサービス市場拡大や他事業者との競争力向上をもたらす重要な手段である。アストロスケールは、宇宙環境の持続的発展に大きく寄与する軌道上サービスに専業で取り組む世界初の民間企業として、軌道上サービス全体の勃興・浸透・市場形成の促進を目指している。

アストロスケールのドッキングプレート等のインターフェース技術や宇宙暴露環境対応のロボットシステムによる捕獲および軌道上サービス提供技術は、軌道環境の保全において重要な役割を果たすと期待されており、引き続き、技術開発やルールづくりを通じてスペースサステナビリティ(宇宙の持続可能性)に取り組んでいく。

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