中部ダイジェット特約店会総会、12年ぶりに海外開催

中部ダイジェット特約店会(会長=嶋﨑晴久氏、シマザキ商会)の総会が、2月20日からタイ・バンコクで開催された。同会はダイジェット工業(大阪市平野区、社生悦住歩社長)名古屋支店(名古屋市昭和区、田渕繁支店長)管轄の販売店で組織され、今回の総会は第25回の記念総会として約12年ぶりに海外で開催、そのため例年とは趣向を変えて行われ、議事では各議案は事前に配布され、円滑に審議が進行し滞りなく全議案承認可決された。
冒頭、生悦住社長は最近の自動車業界の状況にふれ、「電気自動車の台頭により日系自動車メーカーは押され気味との報道を見聞きするが、ここタイでも以前より多く電気自動車が走っているように感じる」とした上で、「昨年度から今上期にかけて厳しい状況が続くが、下期に入り荷動きは良くなってきたとも聞く。円安が続き輸出に関しては、好材料だが国内需要は不透明で力強さに欠け、米国トランプ新大統領の関税問題など不安材料も有るが、萎縮せずに方向さえ決まれば様々な形で設備投資も増えてくると思われるので、当社製品の拡販に尽力を賜りたい」とあいさつした。その後、23年度の優秀会員店表彰が行われ最優秀賞をはじめ各賞を6社が受賞した。
懇親会の乾杯あいさつでは、嶋﨑会長の計らいで、過去長きにわたり名古屋支店長を務め、同会との縁も深い現・バンコク事務所所長の和泉敬一郎氏が乾杯発声を代行し務めるなどサプライズも有り、終始和やかな雰囲気で情報交換が行われ、懇親が深められた。
そんななか、中締めは加藤晴彦氏(新栄商会専務)が冒頭の生悦住社長の話題を受け「米国の関税で輸出が減り、日本での生産台数が減少する懸念は有るが、ここにいる皆様のパワーでダイジェット製品の拡販および業界の発展に努めるべく頑張っていきましょう」と一丁締めで初日はお開きとなった。また、翌日と翌々日は観光組とゴルフ組に分かれ、会員たちは親睦をより深めた。

▲生悦住社長あいさつ ▲集合写真
2025年3月22日