ユーザー通信:日本ものづくり業界の発展に寄与できる情報媒体 UT-net.jp

ユーザー通信237号 2面 DMG森精機、スパコン「富岳」をデジタルツインカットの計算処理に利用

ユーザー通信 WEB版

DMG森精機、スパコン「富岳」をデジタルツインカットの計算処理に利用

DMG森精機(本社=名古屋市中村区、森雅彦社長)は、工作機械のテスト加工をデジタル化する『デジタルツインテストカット』の計算処理に、スーパーコンピュータ「富岳」を利用し高速化を実現した。

今年2月より開始したデジタルツインテストカットは、実際の加工における工作機械の動的な稼働状態をコンピュータ上で再現し、サイクルタイムをはじめとする加工結果を算出する技術で、最短2営業日で加工結果を回答しており、ユーザーより好評を得ている。

しかし、複雑な曲面で構成されるブレードや金型などは解析時間が長くなる傾向を持っており、そこで理化学研究所のスーパーコンピュータ「富岳」にデジタルツインテストカットを実装することによって、実際には8時間かかる加工を98%削減する10分で結果を算出することを可能にした。

これにより加工結果を短時間で得られるとともに、従来のテスト加工で消費する工具、ワーク、クーラントが抑制でき、環境への配慮も可能になる。

DMG森精機は今後もデジタルソリューションを通して、ユーザーの生産性向上とサステナブルな社会に貢献していくとしている。

» «