news-高硬度鋼旋削加工用コーテッドCBN材種「BC8210」発売 三菱マテリアル
高硬度鋼旋削加工用コーテッドCBN材種「BC8210」発売 三菱マテリアル
連続・弱断続加工に、高速加工で抜群の工具寿命を発揮
三菱マテリアル 加工事業カンパニー(本社=東京都千代田区丸の内、田中徹也カンパニープレジデント)は、高硬度鋼旋削加工用コーテッドCBN材種『BC8210』の販売を開始した。
BC8210は、高硬度鋼旋削加工の連続切削加工から弱断続切削加工に適しており、主に高速領域において、耐摩耗性、耐欠損性を発揮し、長寿命を実現するコーテッドCBN材種である。
高硬度鋼の旋削加工では、加工中にクレータ摩耗が進行しやすく衝撃でチッピング、欠損することがある。BC8210は特に高速切削条件において、優れた耐逃げ面摩耗性、耐クレータ摩耗性、耐チッピング性を発揮し、安定加工を実現する。主な特長は、次のとおり。
①衝撃を和らげる新開発のAlCrSiN系コーティングと、耐摩耗性に優れるTiAlSiN系コーティングの組み合わせにより、連続から弱断続切削で安定した耐摩耗性を発揮。
②CBN基材に「超微粒バインダー」と微粒cBNを分散することで、クラックの進展を抑制し、切削時の突発欠損を防止。
③耐熱バインダーの採用により、クレータ摩耗の進行を軽減し、チッピングや欠損を抑制。
2021年7月26日