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ユーザー通信237号 4面 『管工機材・設備総合展』とインテックス大阪の延期開催サイドストーリー

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『管工機材・設備総合展』とインテックス大阪の延期開催サイドストーリー

コロナ禍による緊急事態宣言延長により、本来予定の9月から延期を余儀なくされていた「第20回 管工機材・設備総合展 OSAKA 2021」【主催=大阪管工機材商業協同組合/岡崎信一理事長(岡崎産業社長)】が12月2~4日、大阪・南港のインテックス大阪で開催された。

10月に予定されていた東京管材商協組共催による同展(東京都立産業貿易センター浜松町館)が中止となっただけに、管工機材・設備業界にとっては全国においても、およそ2年半ぶりのリアル展示会となった。

それだけに、安全・安心を確保した万全の運営の中で無事盛況裡に閉会、3日間で1万450人が来場した(前回2019年展は1万5千人超)。

今回はメインテーマを「新時代の流体テクノロジー」とし、サブテーマは「大阪締め」(手締め)にあやかり、盛会を願って『打ちましょ 関西、もうひとつせ 管材、祝うて三度 二十回』とする中、元来より大阪展は東京、名古屋開催に比べ独自色が濃いといわれてきたが、今回の延期によって図らずもさらに強調された。

当初はインテックス大阪の6号館Aの使用が決まっていたが、4・5号館(連棟)の使用に変更された。

これは6号館棟が特別措置法に基づいた大阪府による大規模医療・療養センターとしての活用が決まり、その工事(第1期)の竣工によるもので、同センターの運営開始はホテル等の宿泊療養者が定員の50%を超えた時点からだが、すでに1~5号館および6号館との間には高さ3mの鉄製防御壁が設置され、6号館は完全に分離された状態となっている。加えて運営開始時においては、警備スタッフにより人流をさらに強固に遮断する対策がなされている。

こういった対策の強化により、1~5号館の展示会エリアに関しては、大阪府から安心安全宣言が発せられており、大阪管材商協組としては感染防止策が十分に講じられ、感染懸念が少ないと判断した。

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