ユーザー通信:日本ものづくり業界の発展に寄与できる情報媒体 UT-net.jp

東陽テクニカ/フランス製気象モニターの提供開始

ニュースリリース ユーザー通信 WEB版 ワールドプレスリリース

光衛星通信向け地上局の最適な選定・運用を支援する気象モニター

東陽テクニカは、光衛星通信向けの大気観測システムを開発するMiratlas S.A.S(本社・フランス)と日本国内における独占販売代理店契約を締結し、同社が製造・販売する気象モニター『Sky Monitor(スカイモニター)』の販売を開始した。

Sky Monitorは、光衛星通信の通信品質を左右する気象条件を継続的に監視できる大気観測システムで、複数の地上局候補地における観測データの集約・分析を通じて、通信に適した地上局の選定や運用を支援する。東陽テクニカは、同製品の提供を通じ、国内における光衛星通信の実用化に貢献していく。

光衛星通信は、電波の代わりにレーザー光を使って衛星と通信する技術である。電波を使った通信に比べて通信容量を大幅に増やせることから、次世代の衛星通信技術として期待されている。一方、衛星と地上を結ぶ通信経路は、レーザー光が雲によって遮られるという制約があり、実用化に向けた研究開発が進められている段階だ。実用化に向けては、光衛星通信用の地上局を複数の拠点に設置し、その中から大気条件の良い地上局を選択して通信を行う方法が検討されている。そのため、大気の状態を継続的に把握し、通信に適した地上局を選択できる環境が求められる。

東陽テクニカはこのほど、光衛星通信向けの大気観測システムの開発・製造・販売を手掛けるMiratlas社と国内における独占販売代理店契約を締結することで、光衛星通信分野における計測ソリューションを拡充し、地上局の調査・設計・運用を支援する体制を強化する。

Miratlas社が製造・販売するSky Monitorは、光通信の品質を左右する雲量、大気乱流、大気吸収に加え、気温、湿度、風、雨などの一般気象も、一つのシステムで継続的に測定できる屋外設置型の気象モニター。Sky Monitorによって大気状態を把握することで、通信可用率の評価、設備設計、通信可能時間の予測に活用できる。さらに、昼夜を問わず、連続的かつ自律的な観測ができ、取得したデータはダッシュボード上でリアルタイムに確認することが可能。こうして各拠点でのSky Monitorによる観測結果を集約・分析することで、通信条件が良い地上局を選択する「サイトダイバーシティ」運用を支援する。Sky Monitorの主な特長は、次のとおり。

▽雲量、大気乱流、大気吸収を一つのシステムで測定▽気温、湿度、風、雨などの一般気象も継続して観測▽昼夜を問わない自律観測に対応した屋外設置型システム▽取得したデータをダッシュボードで確認可能▽光地上局の候補地比較、通信可用率の評価、設備設計、通信可能時間の予測に活用▽複数地点の観測結果にもとづくサイトダイバーシティに対応。


▲気象モニター「Sky Monitor」

» «