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高スルーフプットな5Gフェムトセルのテストを実証

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ローデ・シュワルツとLITEON社は共同で、高スループットなマルチデバイス試験を生産現場で行うために最適化したテストセットアップをMWC Barcelona 2026(2026年3月2~5日)に出展した。今回のデモンストレーションでは、ローデ・シュワルツのPVT360A高性能ベクトル・テスタを用いて、被試験デバイス(DUT)であるLITEON社の新しいFlexFi 5Gフェムトセル4台を同時に特性評価した。このセットアップを通じて、同テストプラットフォームがさまざまな生産・検証環境への適応性を備えており、しかも、そのすべてがコンパクトなフォームファクタに集約されていることをわかりやすく紹介した。

このベクトル信号発生器(VSG)とベクトル・シグナル・アナライザ(VSA)をワンボックスに収めたソリューションは、R&S VSE Vector Signal Explorerソフトウェアとシームレスに連携して効率的で高性能なRFテストを実現し、信頼性の高いタイミング検証を含めた包括的な5G NRダウンリンク/アップリンク信号解析を可能にする。しかもPVT360Aは、5G生産テストの大幅な高速化と設計検証ワークフローの効率化を実現できるように開発されており、革新的な2×8ポート・アーキテクチャの採用したうえ、リソースの割り当てを動的に最適化する独自機能Smart Channelも搭載している。そのため、メーカーにおいては、より短時間により多くのデバイスをテストでき、テストのスループットが劇的に向上する。

また、PVT360Aはその基本的なテスト効率の高さに加えて、オプションのデュアル信号発生器/アナライザを用いれば、マルチコンポーネント・キャリア・テストや高精度なMIMO測定といった高度な5Gシナリオにも対応できる。こうした速度・汎用性・複雑な5G技術のサポートを兼ね備えたPVT360Aは、5Gデバイスを迅速に量産展開して、最先端の性能を提供していきたいと考えているメーカーにとって極めて重要なツールとなる。

5Gフェムトセル製品の生産効率と品質を向上させるため、LITEON社はPVT360A高性能ベクトル・テスタを製造ラインに組み込み、キャリブレーションと検証プロセスを完全自動で行うことに成功している。なにより、PVT360A独自のSmart Channel技術を活用することで、1台の装置で4台の5Gフェムトセルを同時にテスト可能になった。このような能力の強化によって、全体的なテスト速度が50%向上して生産スループットが大幅に高まったうえ、優れた製品品質を一貫性して維持できるようにもなっている。

LITEON社でSmart Life Application戦略事業単位のゼネラルマネージャを務めるRichard Chiang氏は、「製造エクセレンスを高めるため、当社はローデ・シュワルツとの長期的なパートナーシップを結ぶ考えだ。ローデ・シュワルツのPVT360Aプラットフォームを取り入れて、当社の試験プロセスの自動化と精度をさらに高い水準に引き上げ、製品が一貫して市場で最も高い基準を満たすよう保証していくのが狙い」と説明している。

さらに、ローデ・シュワルツの無線機テスタ担当副社長Goce Talaganovも次のように述べている。「PVT360Aプラットフォームによって、LITEON社が推進するスマート生産戦略を支援できることを光栄に思う。LITEON社が高いスループットと安定した品質を実現できていることは、当社のスケーラブルなマルチポート・アーキテクチャとSmart Channel技術あれば、生産効率をいかに改革可能であるかを実証している。今後も協力関係をさらに深めて、5Gスモールセル生産分野でいっそう大きなイノベーションを実現していけるものと期待している」。


▲PVT360Aを用いた高スループット5Gフェムトセル試験の共同デモンストレーション

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