IDS、ステレオビジョンカメラで約20cmの距離から3D情報を提供
IDS Imaging Development Systems(ドイツ) は、Ensenso 製品ラインの新しい 3D カメラを発表した。EnsensoB はコンパクトな産業用設計で、非常に短いワーキングディスタンスと広い視野を兼ね備えているため、特にビンピッキングアプリケーションに適しています。被写界深度が深いため、広い範囲の物体をとらえることができ、例えば、コンテナ内のすべての部品を一度に特定することができる。これにより、ピック・アンド・プレイス工程が最適化され、容器を空にする作業が容易になる。ステレオビジョンカメラは現在
量産中だ。
▲Ensenso B は非常に短いワーキングディスタンスを可能にする
Ensenso B の大きな特長は、至近距離の物体を非常に正確に検出できることだ。視野が広く、非常に深い被写界深度が得られる。具体的には、物体が鋭く撮像される領域が異常に大きいことを意味する。カメラと被写体の距離が30cmの場合、Z精度は約0.1mmで、最大ワーキングディスタンスは2m。
IDSの5MPカラーカメラ2台、パターンプロジェクター、電子機器全体を収納するハウジングは完全に密閉されている。これによりケーブル配線が簡素化される。Ensenso B は保護構造 IP65/67 に適合しており、過酷な使用条件下で威力を発揮する。新しい3Dカメラのサイズはわずか120×56×104mmで、非常に省スペースのため、例えば、ロボットアームに使用するのに理想的だ。
10月にドイツのシュトゥットガルトで開催されるVISION展で、新型3Dカメラの性能を体験できる。IDS はブース 8C60 に出展し、実践的なデモシステムでこのカメラを紹介する。Ensenso B は、9月24日に開催される同社の Vision Channel のビデオセッション「マルチカメラセットアップを使用したフル機能の 360° 3D ポイントクラウド」でも重要な役割を果たす。
▲3Dカメラはロボットアームに搭載可能
2024年8月25日