ローデ・シュワルツ/岡山大学へオシロスコープなど寄贈
ニュースリリース ユーザー通信 WEB版 ワールドプレスリリース
ローデ・シュワルツ・ジャパンは、5月13日、岡山大学の学生団体「電子計算機研究会」へオシロスコープ『R&S®RTM3004』などを寄贈した。
岡山大学 電子計算機研究会は「つくりたいものをつくる」をスローガンに、パソコンを使ったプログラミングや音楽制作、3Dプリンターなどを使ったモノづくりなどの活動を行う研究会。同研究会では、旧型のオシロスコープを使用して無線通信機器の開発に取り組んでいたが、特にUSB2.0を使用した機器開発において、既存装置では性能が不十分であるために、必要な信号を観察することができないという課題を持っていた。こうした背景を踏まえ、学生がより高度な信号観測や電子機器開発に取り組める環境づくりを支援するため、オシロスコープ R&S®RTM3004(1 GHz帯域・4 チャンネル)などを寄贈することになった。5月13日、岡山大学にて贈呈式を行い、和やかな雰囲気の中、ローデ・シュワルツ・ジャパンの齋藤直士社長より電子計算機研究会顧問の岡山聖彦准教授に寄贈目録が手渡され、同研究会部長の柴田晴氏からは感謝状がおくられた。
近年、AI、通信、半導体、自動車、宇宙・防衛など幅広い分野で、電子計測技術を理解し、実践的に扱える人材の重要性が高まっている。経済産業省が2026年3月に公表した「2040年の就業構造推計(改訂版)」でも、職種・学歴・地域間で職業における需給ミスマッチが生じるリスクが指摘され、専門職を中心に大卒・大学院卒の理系人材が、約120万人不足する可能性が示されている。ローデ・シュワルツ・ジャパンでは、こうした社会的背景を踏まえ、教育機関への計測機器の寄贈やインターンシップの受け入れを通して、次世代の研究開発人材の育成を支援している。2012年には、佐賀大学 グリーンエレクトロニクス研究所 嘉数研究室/理工学部 電気電子工学科にオシロスコープを寄贈し、同学でのダイヤモンド半導体研究における測定器の一つとして研究の進展に寄与している。
岡山大学 電子計算機研究会 部長の柴田晴氏は、「オシロスコープが部室に届いたときには、部員みんなで盛り上がった。今までは自分たちがつくった機器で問題が起きても理由がはっきりわからないことも多かったが、寄贈いただいたオシロスコープを使って波形を確認することで原因が見えてくることがあり、計測することの大切さをあらためて感じている。これからもいろいろな研究・モノづくりに活用していきたいと、アイディアが浮かんできている」とコメントしている。
また、ローデ・シュワルツ・ジャパンの齋藤社長は、「ローデ・シュワルツ・ジャパンは、電子計測技術を通じて、研究開発やモノづくりの現場を支えてきた。学生たちのおもしろい実験・モノづくりのために、長く使ってもらえたら嬉しい。昨今、AIの発展に伴いエンジニアの役割も変わってきているが、物理層に関する基本知識の重要性は変わることはない。ハードウェアの面で必要なことをしっかり理解してから、研究者になったり仕事をしたりしていくと、その重要性がわかると思う。測定器を活用することでその基礎を築き、将来立派なエンジニアとして世の中に羽ばたいてほしいと思う」と述べた。
R&S®RTM3000」の主な特長は、▽帯域幅:100 MHz~1 GHz ▽サンプリングレート:最大5 Gサンプル/秒 ▽メモリ長:最大80 Mサンプル ▽ADC分解能:10 ビット ▽ディスプレイ:10.1 インチ静電容量式タッチスクリーン。

▲寄贈セレモニーにて目録が手渡された ▲R&S®RTM3000 オシロスコープ
2026年5月24日




