ローデ・シュワルツ/ドローン対処の新たな基準を確立
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Eurosatory 2026において、ローデ・シュワルツはドイツ国内で設計・開発された自律的なドローン対処(C-UAS)ソリューション『THORIS』を発表した。同システムは、RF(無線周波数)、レーダー、およびEO/IR(電子光学/赤外線)センサーを統合したモジュール式のアーキテクチャにより、リアルタイムでの探知・追尾・類別を実現する。また、特定の迎撃手段に依存せず、移動式・固定式いずれのプラットフォームへも統合が可能だ。
世界最高峰の陸上防衛・安全保障展示会である「Eurosatory」の開幕にあたり、ローデ・シュワルツは、完全に統合された自律的なドローン対処能力の中核となるTHORISを発表した。このシステムは、センサー、電磁戦、システム統合における弊社の長年の専門知識を結集し、あらゆる動作モードにおいてドローンの脅威に対する高精細な探知、追尾、類別、および妨害を行うモジュール式アーキテクチャを実現している。
THORISは、RF探知、レーダー監視、EO / IRイメージングを融合させ、リアルタイムで単一の状況図を描き出す階層型アーキテクチャに基づいている。RFアンテナは無線操縦ドローンの迅速な類別を行い、レーダーは無線信号が微弱または皆無な場合でも距離、速度、方位の情報を提供する。さらにEO / IRカメラは、高精細な目視認と正確な追尾を可能にする。これら3つのデータストリームはすべて統一された指揮統制環境下で処理され、オペレーターは高い解像度で状況の把握が可能になる。この統合化された状況図は、RFジャミングや電子攻撃といったあらゆる迎撃手段へ引き継がれるほか、それらの手段が適さない場合には、先週のILAベルリン航空ショーで発表された『THORISレーザー戦闘システム(LCS)』へと連携される。このLCSは、TRUMPF社製の高エネルギーレーザーを搭載しており、近距離および頭上を通過する脅威に対処する。
ローデ・シュワルツのドローン対処システム担当バイスプレジデントであるMarkus Eiber氏は、「この階層型で迎撃手段に非依存なアーキテクチャは、今日の多様化するドローンの脅威に対抗するために不可欠だ。すべての機材をドイツ国内で開発することで、私たちは供給網の自立性を確保し、ライフサイクルコストを低く抑えている。また、移動式の輸送車両や戦術車両、あるいは重要インフラを保護する固定システムなど、既存の国家防衛システムへ容易に統合できるソリューションを提供する」と述べている。
THORISは、プラットフォーム非依存な設計となっている。そのモジュール式の設計により、顧客は小型の車両搭載パッケージから大規模な固定システム向けまで、任務要件に応じて設計変更することなくセンサー数や処理能力を調整可能。また、同システムは迎撃手段に対する汎用インターフェースに対応しているため、RFジャミングや電子攻撃、その他のノンキネティックな手段など、選択したあらゆる無力化技術へシームレスに引き継ぐことができます。その際も、最終的な意思決定に人間が関与するプロセス(ヒューマン・イン・ザ・ループ)を維持し、国内および国際的な交戦規定への準拠を確保する。

▲「THORIS」は階層化された迎撃手段に依存しないアーキテクチャであり、現代の多様なドローン脅威に対抗するために不可欠な存在(画像:ローデ・シュワルツ)
2026年7月6日




