宇宙船外汎用作業 ロボットアーム・ハンド技術開発 経産省より受託 アストロスケール

持続可能な宇宙環境を目指し、スペースデブリ除去サービスを含む軌道上サービスに取り組むアストロスケールホールディングスの子会社で人工衛星の製造・開発を担うアストロスケール(本社=東京都墨田区、小山貴義社長)はこのほど、経済産業省より、令和2年度補正宇宙開発利用推進研究開発(宇宙船外汎用作業ロボットアーム・ハンド技術開発)を受託した。

宇宙船外汎用作業ロボットアーム・ハンドの技術は、軌道上サービスの中核をなす要素技術ともいえ、また米国政府が主導する月面探査・拠点建設活動(アルテミス計画)における要素技術としての波及も期待されている。

同受託契約は、このような状況を鑑み、令和2年度配分額として最大2・7億円を予算に、軌道上や月面の船外環境で多数の複雑な作業を自律的に遂行できる、宇宙船外汎用作業ロボットアーム・ハンド技術の開発を支援するも のであり、アストロスケールを含む2社が採択された。

三菱重工とはデブリ除去に係る覚書締結

さらにアストロスケールは、三菱重工業と、軌道上のデブリ除去に係る技術協力における覚書を締結した。

同覚書は、アストロスケールのデブリ除去を含む軌道上サービスと、ロケット打上げ輸送サービス提供者として多くの実績を有する三菱重工のそれぞれの強みを活かし、宇宙の持続可能性(スペースサステナビリティ ー)へ貢献するために、デブリ除去に係る共同開発や協議、その他宇宙の環境改善に向けた様々な可能性についての協議を進めるもので、アストロスケールはこれを機に、デブリ除去技術実証衛星『ELSA‐d』等の技術実証に加え、国内外における協議のさらなる深化、ビジネスモデルの確立、法規制に、引き続き取り組んでいく。