三菱マテリアルは、鋼旋削加工用CVDコーテッド超硬材種『MC6125』の販売を開始した。
MC6125は、鋼旋削加工の第一推奨材種として連続から断続まで幅広い加工に対応した工具材種であり、従来から持っていた技術を改良することにより、安定性と耐摩耗性を飛躍的に高めている。

近年、加工効率の向上を求めるユーザーが増えており、また、工作機械の高性能化に伴い高効率加工が可能となり、切削速度向上が求められている。さらに、自動車部品をはじめ強度の高い材料の使用が増えており、これらの加工に対応するための高い耐摩耗性を有する切削工具が求められている。

一方で、高い耐摩耗性を有する切削工具では一般的に欠けが生じやすく、加工数が安定しないという課題があり、欠損に強い、刃先安定性のある工具が求められている。

このことから、従来の切削方法はもちろんのこと、高速加工に対応可能でかつ高い刃先安定性を発揮する鋼旋削加工CVDコーテッド材種として、MC6125(20アイテム)を開発し、発売した。主な特長は、次のとおり。

①「Superナノテクスチャーテクノロジー」で緻密かつ均一に結晶を成長させることにより、高い耐摩耗性を発揮。
②コーティングの付着強度を向上させる新しい結合相「Super TOUGH-Grip」テクノロジーにより、密着力が向上し、コーティング剥離を抑制。
③コーティング層の引っ張り応力を緩和することにより、刃先不安定加工時の衝撃による亀裂進展を抑制。従来品に対して残留引っ張り応力を80%低減。