オーエスジー(本社=愛知県豊川市、石川則男社長)は毎年、新年の1月にOSGアカデミー内ゲストハウスにて「OSG全国合同賀詞交歓会」を開催しているが、今年は新型コロナウイルス禍の中、感染予防のため中止とした。

例年ならその中での冒頭、石川社長による新年あいさつにて、前年度11月期決算報告や取り巻く環境についてもふれるが、今回はその機会がなかったため、今年1月8日付で同社が公表している2020年11月期決算説明資料をもとにレポートしておきたい。

連結経営成績は、売上高 1043億8800万円(前期比17・8%減)、営業利益 83億9600万円(同57・1%減)、経常利益89億5千万円(同54・6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益 56億3900万円(同58・8%減)と2年連続での減収減益となった。

オーエスジーグループでは第1~第3四半期と段階的に落ち込んだものの、第4四半期では回復の兆しが見えてきており、主要な市場では、自動車関連産業においては、主要国での自動車の月次生産台数は期の半ばから期末にかけて前期に近い水準までの回復傾向にあるが、航空機関連産業は非常に厳しい状況が続いている等、まだら模様を見せている。なお、海外売上高比率は前期と比較して増加し、59・4%(前期は57・3%)となっている。

今後の見通しについては、海外市場でのシェアアップを最重要課題とし、グローバルで大手ユーザー開拓とAブランド製品戦略を推進することにより、一層の成長を目指す。

これまで注力してきた自動車関連産業、航空機関連産業のみならず、5G関連や自動車のEV化、医療など成長が見込まれる市場において販路拡大を目指して顧客開拓を推進し、またM&Aによって新たにグループに加わった会社とのシナジー効果を最大化するための体制構築に努めていく。

以上をふまえ、2021年11月期の連結売上高は1150億円(前期比10・2%増)、営業利益は115億円(同37%増)、経常利益は115億円(同28・5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は75億円(同33%増)を見込んでいる。