MECTに『Aブランド』新製品が続々登場 ! オーエスジー

2種の高硬度鋼用ボールエンドミルを発売、深穴・超高能率加工は「50Dの世界」へ ―

 

オーエスジー(本社=愛知県豊川市、石川則男社長)はメカトロテックジャパン(MECT)2019の会場にて、「Aブランド」シリーズの新製品やバリエーションの拡大を、次の製品を中心に披露する。

高硬度鋼用ボールエンドミル『AE‐BM‐H』『AE‐BD‐H』

今回の展示製品のなかでも特に「目玉」とされるのが、MECT2019の開催に合わせて発売となる、高能率型4刃『AE‐BM‐H』と高精度仕上げ用2刃『AE‐BD‐H』の2種類であり、両製品とも高いボールR精度で、表面には高硬度鋼向け革新的新コーティングの「DUROREY」(デューロレイ)コーティングを採用している。

新コーティング「DUROREY」を採用

DUROREYコーティングは、Sic含有の超耐熱層と超微細ナノ周期積層構造によって、高い耐熱性と耐摩耗性を有しつつ、優れたじん性を発揮し、高硬度加工においてもチッピングを抑制し、工具の長寿命化を実現する。

高能率型4刃のAE‐BM‐Hは、強いスパイラルカーブ形状で切削抵抗を低減し、安定した長寿命加工を実現する。先端部の中心部は2枚刃仕様で平坦部加工においてもむしれを抑制し、加工面精度を向上、中心部を2枚刃にすることでチップポケットを確保し、切りくず詰まりを抑制する。

さらに、優れたボールR精度で、荒から中仕上げまで幅広い適応が可能。不等分割の採用で多刃化に伴う課題「びびり振動」を抑制し、高能率加工を実現する。

一方、可変ネガスパイラルギャッシュを採用した高精度仕上げ用2刃のAE‐BD‐Hは、先端部は強ネガでチッピングを抑制し、外周部にいくにつれて弱ネガで切れ味を確保しつつ、弱ねじれとの組み合わせで耐チッピング性が向上、中心部を厚くすることでボール先端のつぶれやチッピングを抑制する。

また、優れたボールR精度とシャンク精度で、シュリンクホルダに最適なショートタイプもラインナップし、コーティング表面の平滑化処理で加工面精度向上をはかっている。

来年2月にはロングネックタイプを発売予定

なお、来年(2020年)2月には、高精度仕上げ用2刃ロングネックタイプ『AE‐LNBD‐H』の発売を予定している。

小径油穴付き超硬ドリル『ADO‐MICRO』

小径深穴加工で安定かつ高能率を実現する新発想の小径油穴付き超硬ドリルの『ADO‐MICRO』は、抜群の切りくず排出性にこだわって開発された。

吐出量が多く、高い切りくず排出性を実現するオイルホールを採用、中空穴付きシャンクの採用でクーラント吐出量が多くスムーズな切りくず排出を実現する。また、ダブルマージンの採用で、直進安定性をサポートし、加工穴内面のライフルマークも緩和、溝構造を拡張させることで、切りくず排出性を向上させている。

新開発「IchAda」コーティングを採用

表面には新開発の「IchAda」(イチャーダ)コーティングを採用し、高い耐摩耗性と耐熱性に加え、優れた平滑性によって工具の長寿命化を実現する。
2D・5D:Φ0・7~Φ2、12D・20D・30D:Φ1~Φ2、全67アイテムをラインナップしている。

油穴付き超硬ロングドリル『ADO‐40D・50D』

超ロングタイプの油付き超硬ロングドリル『ADO‐40D・50D』は、昨年のJIMTOF(2018)にも出品。ドリルの先端に、切りくずを細かく分断し優れた切りくず排出性を実現するRギャッシュ形状(PAT.P in Japan)の採用により、きれいにカールした切りくずをスムースに排出し、スラスト抵抗を抑えることができる。

さらに、新溝形状の採用でスムースな切りくずの排出に加えて工具剛性も高めている。また、超深穴加工に最適な25度のねじれ角を採用し、安定加工を実現する。

表面には高い耐摩耗性・耐熱性に加え、じん性に優れる「EgiAs」(イージアス)コーティングを施し、長寿命と寿命安定化を実現する。

オーエスジーブースではこの他にも、航空機関連工具、金型加工関連工具やツールプリセッターなど、最先端技術を紹介する。

【MECT2019/オーエスジー 小間番号・2B24】