ワルター

高硬度材向けねじ切り工具のレパートリーを一新

 

ワルター(ジャパン本社=名古屋市中村区)は、高硬度材向けねじ切り工具のレパートリーを一新した。

高硬度材料へのねじ加工は一般的に高コストで、特に止まり穴タップ加工は、逆転時にワークから分離していない切りくずを、工具ヒール部を用いて根元から刈り取るが、その剪断が完全に行われないため、トルクピークの発生とともに工具が損傷しやすく、コスト上昇の要因となる。

これらの問題を解決し、高硬度材向けねじ切り工具のレパートリーを一新する新製品としてワルターは、切削タップ『Supreme TC388(適用範囲:50-58 HRc)および『Supreme TC389』(同 55-65 HRc)、ねじ切りカッター『Supreme TC685』(同 > 44 HRc)の販売を開始している。

超硬タップ Supreme TC388および TC389は、新規開発の特別な刃形状を採用している。この刃形状により、タップの逆転時に切りくずの根元は完全に剪断され、トルクピークを最小化するとともに工具の損傷を防ぎ、工具寿命およびプロセス信頼性を改善する。

また、高硬度材の加工においてほぼ必須である油性クーラントは必要なく、同製品はエマルションでの加工が可能であり、取り扱いを容易にし、クーラントの混入をなくし、加工時間を短縮する。

ねじ切りカッター Supreme TC685は、最高のプロセス信頼性と最長の工具寿命を実現する。工具先端部にミーリング刃を持つ同製品は、面取りを含む穴加工とねじ加工を同時に行い、工具本数を削減でき、先端ミーリング刃から軸方向の切削抵抗が発生することにより、工具のたわみは減少し、加工の安定性を高める。

さらに、少ない摩耗の進行による径補正回数の削減、長い工具寿命、一穴当たり加工コスト削減などの利点があるうえ、15°ねじれ角および内部クーラント(M6以上)により切りくずは確実に排出され、ねばい鉄系ワークや深いねじ穴においてもプロセス信頼性を維持する。

Supreme TC685は、金型、自動車、一般部品加工など、高硬度材料を加工するあらゆる産業分野に最適である。