ユーザー通信189号 Vol.01 センス・オブ・MECT

三菱マテリアルは「メカトロテックジャパン2017」で、高品質・高性能な切削工具を、「応える」「叶える」「超える」をコンセプトに、多彩なソリューションをわかりやすく展開、紹介する。
そんななか、今春発表した新たな商品ブランド「DIAEDGE浸透のチャンス到来!」だと、同じく今春より営業本部長に就いた、中村伸一執行役員 加工事業カンパニーバイスプレジデントは手ぐすねを引き、次のように話す。

 

今回のMECTでは、新製品を含め、部品加工を重視した製品展示への注力はもとより、当社が今春発表した商品ブランド『DIAEDGE(ダイヤエッジ)』への一新を、パブリックに、大々的に披露する初の場となるので、どのように展開していくかを説いていきたい。
この間、もちろん、商社様、販売店様個々へ説明に上がっているが、不特定多数への打ち出しという意味ではまだ不十分。まずは、自分たちの足元からということで、製品PRに関わる冊子から始めて梱包への展開計画など、徐々に進捗させているのが現状。
当社が最も大事にしているのが「お客様視点」。今まで、そのインパクトを伝えきれていなかったとの思いもあり、新しいロゴも含め、あらためて、その思いをブランドに込めた。

私は、5月に開催したMSM(三菱拡販戦略会議)の際に、指針を「ダイヤエッジな営業を目指して走る」と表現したが、言い換えれば、「お客様の懐に入る」ということ。今期これまででは、直需営業で成果の芽吹きが目立っているが、これは何か特別な手法があってのことではなく「積み重ね」によるもの。万遍なくではなく、メリハリをつけた配分が、WinWinな関係を築いている。

そんな中で、新たなブランドのもと「お客様、ユーザー様のパートナーとなり、ともに成長し、技術革新による生産性向上のお手伝いを目指している」旨、きっちりと打ち出していきたい。

ただ、そうはいっても、すべてのお客様に対し、非常に深いレベルで応えていくには限界がある。その意味では、エリア的に活発な自動車産業、航空機産業との関係構築に、さらにフォーカスしていきたい。
新製品では、海外でのEMO、国内でのMECTを照準に、自動車産業、航空機産業をターゲットにしたアイテムが多く出揃う。
また、ブースの演出でも、従来どおり産業別の展開で「わかりやすさ」を強調するほか、商品ブランド変更に伴い、従来のブルーとホワイト、マイルド(曲線的)な基調から、レッド&ブラックに変更するなど、ブースデザインはシャープなイメージに仕上がる。

そういった中で、当社が大切にする「信頼」や「お客様とともに成長する」という視点で、切削工具単体ではなく、周辺を含めたソリューション提案を、どんな形でアピールしていくかがキーとなる。

例えば、工具の組み合わせによって、どれだけ生産性が向上するかなど、お客様の「琴線に触れる」ような訴えかけが非常に大事であり、力を注ぎたい。
いまやどの他メーカーでも提案していることだが、その「違い」をどう感じていただけるか。単なる提案に留まらず、お客様が「何を成し遂げたい」のかを十分にヒアリングしていく。

今年6月に岐阜製作所内にオープンした「中部テクニカルセンター」(以下、TC)の紹介においても、ユーザー様には「実際に体験していただき、取り組んでみたいことの一部が、実現できつつある」をアピールし、ファンの加速化を促したい。実際、TCの稼働状況はかなりタイトなスケージュル状況で、多忙を極めている。

今期の販売目標を、前年比4%増(指数)と掲げているが、足元の業績、景況については他メーカー同様、おかげさまで好調に推移している。その要因として、半導体業界の活況、東南アジア方面でのインフラ整備の進捗に加え、自動車生産に大きなマイナスがないことが挙げられる。

このように、日本から世界へ、世界から日本へと、さまざまな動きがあるなかで、統一的なブランドを持つことは非常に有意義であり、「ダイヤチタニット」などこれまでの当社商品ブランドの変遷とは違い、DAIEDGEは「世界展開」していくためのブランドといえる。