サンドビック コロマントカンパニー 『コロターンプライム』

今月の焦点

サンドビック コロマントカンパニー
『コロターンプライム』

拡散希望!「逆引き加工」―低切込み角の「プライムターニング」が可能


「旋削加工の常識を変える」「旋削史上最大のイノベーション」―など、4月1日の全世界一斉発売の前から、内外でその期待値も非常に高かった、サンドビック コロマントカンパニー(本社=名古屋市名東区上社)の新製品『コロターンプライム』。

イベントラッシュのこのシーズン、5月にはMEX金沢、東芝機械やオークマのプライベートショーなど、各地の展示(カタログ設置)で、「考え方はおもしろいね」「いろいろ考えるね」「単純な発想なんだけどね」と説明に聞き入る来場者のなかで、確実にその存在感を高めていた。

そんな声のなかのひとつ、


「なんでもかんでも、こっち(※)から送ればいいってもんじゃないんだね」


の言葉どおり、コロターンプライムは、独自形状のチップとホルダにより、従来、(※)押し加工が中心だった旋削加工に、「プライムターニング」という新たな旋削方法で一石を投じるもの。

プライムターニングとは、従来とは逆方向の「引き加工(バックターニング)」「引き上げ端面加工」を行うことにより、高送りによる高生産性加工とチップの長寿命化を図る加工方法。

従来の加工方法では、チップのノーズR付近に切削熱や加工負荷が集中していたのに対し、低切込み角のプライムターニングでは、チップの切れ刃に切削熱と加工負荷が拡散される。

従来の押し加工では切りくずの厚さは、切込みに対してコンマ1送れば、そのままコンマ1の切りくずが出てくる。
だが、逆引きをすることにより角度が付くので、コンマ1の送りでも、切りくずの厚み自体は非常に薄く、「皮をむくような感じ」で高送りすることができ、その分、スピードを上げることができる。

これらにより、チップの長寿命化と大幅な高送り加工が可能。


「外径の立壁までの加工時、切りくずかみが解消できる」(来場者の声)。


このように、逆引き加工に特化した革新的な工具 コロターンプライムは、まったくのオリジナルで、現状、同業他社にはない形状となっている。

チップ(ポジ・チップ)の形状は2種類。

刃先角度35度/3コーナー使用/逃げ角6度の「CP‐A」タイプが9型番。刃先角度80度(先端角度40度)/2コーナー使用/逃げ角6度の「CP‐B」タイプが6型番。

専用ホルダはキャプトタイプが12型番、角シャンクタイプが20型番。

ホルダにはクーラントを刃先まで供給できる内部給油機構を採用。

刃先を確実に冷却し、チップ寿命延長を実現する。