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 史上最大の規模で、『JIMTOF2016(第28回 日本国際工作機械見本市』(主催者=日本工作機械工業会、東京ビッグサイト)が、10月17日(木)~22日(火)の6日間、開催される。
 会場の東京ビッグサイト(東京・江東区有明)には新たな展示棟の東7・8ホールが誕生し、約1万2千㎡の展示面積が増加した。拡張された総展示面積10万㎡全館を、はじめて利用するがJIMTOFとなる。
 今回展には、世界21ヶ国から969社が出展、5518小間はJIMTOF史上最大となった。

海外からの出展が前回より65%増える

 なかでも、海外からの出展社は前回比65%増の143社、全体比率で約2割を占める。なお、新棟の東7ホールが海外出展社ゾーンとなる。
 目標来場者数は14万人(過去最高は2008年の14万2千人)、うち海外からは1万1千人の来場を見込む。
 10月5日、メルパルク東京(東京・港区)では主催者側の記者会見が開かれ、日本工作機械工業会の石丸雍二専務理事と東京ビッグサイトの及川繁巳常務は、見どころや展望について、概ね、次の旨を語った。
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 IoTを活用した生産体制、インダストリー4・0(第4次産業革命)、自動化、これらの複合技術―と、世界の製造現場ではさまざまな新しい動きが始まっており、ITを存分に活用した「つながる工作機械」が、新しい技術の展開となっている。
 こういった新しい技術の「潮流」に遅れることなく、また、時代に先駆けて新しい技術開発を行っていかなければならないと強く感じる。
 先頃、ノーベル医学・生理学賞を受賞した大隅良典栄誉教授(東京工業大学)は、「人がやらないことをやる、地味なことでも着実にやり続けること」この2つが大事だと説いているが、工作機械の技術開発においても、日本が世界に先駆け、世界がやっていないことを着実にやり続けることが、非常に重要な要素であると強く考える。
 今回のテーマは、「ここから未来が動き出す」(The future starts hera)。
 ぜひ、「新しい工作機械づくりの潮流」を感じていただきたい。
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 また、9月の米・シカゴでの「IMTS」でも、IoTを意識した展示が目立ったことをふまえ、「IoTを工作機械ユーザーがうまく活用できるか否かにより、勝ち負けが左右されるかもしれない、そんな、IoT時代のJIMTOFの位置付けとは」との質疑に対し、「IoTに対して各社はどういったソリューションを提供し、しのぎを削るのか。その意味では、非常にエポックメイキングなJIMTOFになる」と応答した。
 ほか、世界から工作機械関連の研究者、技術者が集う、「国際工作機械技術者会議(IMEC)」や、恒例の全国から学生約600名を集めての「工作機械トップセミナー」など、各種講演、セミナー、企画展示といった併催行事。加えて、より多くの来場意欲を喚起するため、マッチングシステム完備による商取引機会の創出策などの充実ぶりが伝えられた。

飲食・休憩など来場者サービスも向上

 ちなみに、新棟の東8ホールには、特設レストラン「JIMTOF Kitchen」がオープン。屋内外には計2千5百人分の休憩所を増設するなど、来場者サービスの向上が図られた。
 会場内はブース、通路のみならず、毎回、食事処の「長蛇の列」は万人共通の喫緊の課題だったため、この取り組みは何より嬉しく、ありがたい―と、最後は、強い来場者目線で語ってみた。