日本機械工具工業会 新年賀詞交歓会

5G時代「つながる情報、つながるものづくり」に備える

日本機械工具工業会は1月15日、第一ホテル東京(港区)で令和2年「新年賀詞交歓会」を開催し、正会員および賛助会員、来賓、OBら総勢290人が出席した。

石川則男会長(オーエスジー社長兼CEO)は新年のあいさつとして、現下の景況よりも少し先の未来、将来の話に主眼を置き話を展開した。

18世紀後半以降の第一次から現在の第四次に至る産業革命の変遷、概要にふれながら、「ロボット工学や人工知能、ナノテクノロジー、バイオ、IoT、3Dプリンター、自動運転等々、多岐にわたる分野でのデジタル化、それを後押しする5Gの時代になってくる」としたうえで、「多くの情報があふれる時代においては、一つ一つの単独した情報の価値は相対的に低くなり、つながったものでないと情報としての価値が生まれない」と説いた。

「我々が生産している切削工具、耐摩耗工具等は、工具単独では顧客に選んでいただける最重要な要因にはなりにくく、5Gの時代においては、もっと総合的につながった形での商品・サービスを提供していくためにも、当工業会としては、他業界の皆様とさらに交流を広げ『つながる情報』『つながるものづくり』といった5Gの時代に備えていきたい」と続けた。

来賓代表として、経済産業省製造産業局の玉井優子産業機械課長からの、「デジタル技術が製造業の位置付けを大きく変える時代になっていく」旨あいさつを挟み、続いて中村伸一副会長(三菱マテリアル執行役常務)があいさつに立った。

東京オリンピック・パラリンピック、その後のJIMTOF開催について、「日本らしさ、日本のホスピタリティを全世界に知らしめるチャンスであり、当工業会においても、この二つのビッグイベントを通して、さらに活性化を図っていきたい」と決意を示し、乾杯発声の音頭をとった。

宴席が進むなか、中締めでは岩田昌尚副会長(イワタツール社長)が、「我々は、世の中の変化を後追いするのではなく、イノベーションを進めていく工業会にしなければいけない。情報や力を一番持っているのは、ここに参集のメンバーであり、今年は当工業会から新しいイノベーションを創るようにしたい」と述べ、最後は参加者全員で威勢良く「エイ! エイ! オー!」と声を合わせ気勢をあげた(写真)。