山善・メーカー合同賀詞交歓会

2020年経営スローガン ―
私たちは 輝くあしたに向かって 自信と誇りと勇気を持って 「新しい」に挑戦しよう

大阪会場に385社・790人が参集

山善(本社=大阪市西区立売堀)は1月6日、大阪市中央区城見のホテルニューオータニを会場に、「2020 山善・メーカー合同賀詞交歓会」を開催し、385社・790人が参集した。

新年のあいさつで長尾雄次社長はまず、「常日頃からワンチームで戦っている、最も大切な仕入先幹部の方々をお迎えでき、新年のスタートが切れることを、誠に頼もしく、心強く思う。本日から第4四半期が始まるが、残り3ヶ月を全社一丸となって、現在の公表計画である売上高5千億円、営業利益140億円に向かって、しっかりと取り組んでいく」として、概ね、次の旨述べた。

―米中貿易戦争の長期化や半導体市場の悪化等によって、世界全体で先行きへの不透明感が高まり、設備投資意欲が減退するなど、令和の新時代が幕開けした昨年、工作機械業界は「祭りのあとの静けさにつつまれた1年」だったとも評された。

多分に漏れず山善でも生産財関連事業が停滞し、特に海外、なかでも中華圏では大きな痛手を被った。

一方、消費財関連事業は、省エネや安心・安全需要の高まりに加え、消費増税の駆け込み需要を取り込むなど健闘したが、全社連結合計の実績としては、残念ながら厳しい状況が続き、第3四半期までを終えた。

この新年の機会を活かして、足元から再点検をし、やるべきことをしっかりと確認し、第4コーナーの追い込みをかけていきたい。
同時に、いまこそ原点回帰する絶好のチャンスだと社内では徹底している。なぜなら、こういう時にこそ頭を冷やし、柔軟にいろいろと見直しをして、足腰を鍛え直し、次に大きくジャンプできる力を養うためだ。

いずれにせよ、私を含めた全員がセールス、全員参加の総力戦で、心機一転、取り組んでいく。

今年は東京オリンピック・パラリンピックが開催され、経済界にとっても好材料であり、生産財市場を取り巻く環境も少しづつではあるが、好転の兆しも見え始めている。

半導体市場の明るさが見えつつあり、自動化・省人化への投資需要も底堅く、その要求は日を追うごとに強くなっていると考える。
また、5Gや自動運転などが実用化、本格普及に向けて、一段と加速している。

そんななか、2020年の経営スローガンは、「私たちは 輝くあしたに向かって 自信と誇りと勇気を持って 『新しい』に挑戦しよう」とした。

難しい漢字や熟語を排除してシンプルに、経験の浅い若い社員にも徹底しやすく、市場や時代の変化に柔軟に、積極的に対応、進化し、常に「新しい」への挑戦を表している。

一方、決して変えてはならないことは、仕入れ先の皆様方と山善との信頼関係、つながりであり、そして常に現場を歩き、生きた情報を的確につかむことでもある。

最後に、メーカーの皆様には、明日を変える技術を生みだしていただき、市場をワクワクさせる、そんな新商品・新技術を提供いただければ幸いである―。

続いて、メーカーを代表し、ファナックの稲葉清典専務があいさつに立ち、「自動化・ロボット化における需要の加速に、市場の強さがある」と追随。

「そういったなか、山善様におかれては、自動化・ロボット化のエンジニアリング技術を深め、新しい顧客に注力していくと聞くにおよび、ぜひともこの機に、さらに連携を深めさせていただければと思う」と述べ、乾杯発声の音頭をとった。