立花エレテック 上期決算発表

減収減益も「好調期のなかの減速期」

電機・電子技術商社のリーディングカンパニー、立花エレテック(本社=大阪市西区)は11月8日、2020年3月期第2四半期(2019年4月1日~9月30日)の連結業績を発表した。

米中貿易摩擦の長期化で中国市場が大きく落ち込むなか、国内経済にも景気の減速感が高まっている市況下、売上高は838億3300万円(前年同期比7・1%減)、営業利益は30億2100万円(同6・4%減)、経常利益は31億5700万円(同11・7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は22億4200万円(同7・6%減)の減収減益となったが、渡邊武雄社長は、「好調期の中の減速期」と表現した。

セグメント別に前年同期比で見れば、FAシステム事業が売上高で7・4%減の489億1300万円・営業利益で6・9%減の21億4400万円、半導体デバイス事業が売上高で13・6%減の239億3千万円・営業利益で31・5%減の6億2200万円と、主力2事業であるFAシステム事業と半導体デバイス事業が影響を受けた。

このうちFA機器分野では、国内建設需要の好調を受けて配電制御機器は堅調に推移したものの、半導体製造装置、電子機器組立て関連が冷え込み、セットメーカーの設備投資が大きく低迷したことにより、プログラマブルコントローラー、インバーターが低調に推移、また産業機械分野のレーザー加工機および製造ライン向け自動化設備も減少した。
半導体デバイス事業も同様の背景から低調に推移したが、施設事業は首都圏では再開発案件や物流施設、関西では病院施設やインバウンドによるホテル需要が増加するなか、要員の先行投資による対応力の面で成果が現れ、業績は拡大した。

ほか、MMS(メタル・マニュファクチャリング・サービス)分野は部材加工品が大きく伸長し、なかでも立体駐車場向け金属部材および流通向けラックビジネスが大きく寄与し、さらにEMS(電子機器受託生産)分野はプラットホーム可動柵の案件が好調に推移した結果、その他事業全体の売上高については、前年同期比15・9%の増加(23億9千万円)となった。

なお、通期の連結業績予想については公表済みの、売上高1830億円、営業利益67億2千万円、経常利益70億6千万円、親会社株主に帰属する四半期純利益48億6千万円を据え置いた。